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組織間質の構造

組織間質とは、血管系と組織を構成する細胞群とを取り囲む空間のことである。空間の骨組はコラーゲン、エラスチンからなる細胞間線維によって構成され、その間に液体成分が充満している。この液体成分は二つの分散系の混ざりあった複合コロイド系を作り上げている。一つはゲル様物質であり、その大部分はプロテオグリカン、特にヒアルロン酸を含む凝集物質からなり、細胞間線維と結合して分布する。このゲル様物質は負に電荷しており、周囲の正電荷をもった物質、ことにNa⁺イオンを構成物質内に取り込み、その結果、浸透圧を生み出す。他にごく微量のタンパク質もゲル様物質内に含まれる。よって、ゾル成分との間にドナン平衡が成立する。
もう一つのコロイド構成成分は液体ゾル物質(自由水)であり、高い流動性を示す。この自由水は物質溶解性もきわめて高いので、組織間質腔内における可溶性物質の輸送に重要な役割を果たしている。その輸送速度は、可溶性物質の分子の大きさ、形、荷電状態によって変化する。

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