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手の皮下筋膜(皮下組織)

 前腕掌側面の皮下筋膜は手根に近い皮膚のしわ(溝)のところで、繊細で可動性のある組織から手掌と指の掌側面を覆う強い当て物のような組織に急に変わります。手掌側の皮下筋膜はかなりの量の脂肪を含んでいますが、浅層と深層とには容易に分けられません。脂肪組織には強い線維性の索状物と中隔とが入り込んでいて、脂肪組織を小さな顆粒状の小葉に分け、また深筋膜とはしっかりと結合しています。真皮は非常に緻密で、それの下にある構造物を保護するばかりでなく、また表面の方へ向かって炎症の進行に対して抵抗します。しかし同時に、線維性の索状物が垂直方向にあることは深層に向かって炎症を広げるようにする傾向があります。皮下筋膜は手掌のすべての部を覆う深筋膜と癒着していますが、その結合は特に手根の皮膚の溝、手掌の大きな皮膚の溝および指の溝のところで強くなっています。手と指の内側縁および外側縁で、手背の皮下筋膜に続くようになると急に手掌の皮下筋膜の性質が変化します。
 


 手背および指背の皮下筋膜は、これと連続している前腕の筋膜のように、繊細で可動性があります。この筋膜は2層に区別することができます。表層は薄いですが脂肪を少量含むことがあります。深層は明らかな線維性の膜で、浅静脈と皮神経とを包んでいて、深筋膜とは明瞭な筋膜隙によって隔てられ、この筋膜隙が手背の皮膚に特徴のある可動性を与えています。この筋膜隙を背側皮下隙といいます。

| 筋膜とは | 10時08分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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