PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

頭の皮下筋膜

 頭の皮下筋膜は顔面を包み、浅層の血管と神経を運んでいます。この筋膜は部位により厚さや組織構造が異なりますが、すべての場所で豊富な血管と神経が分布しています。上項線と側頭線の上と咬筋の前では、皮下筋膜の下には骨の骨膜以外に深筋膜はありません。頭皮の下の頭頂部を覆う皮下筋膜は非常に厚くて強いです。この部の筋層にあたるものは幅の広い帽状腱膜になっています。体の他の部に見られるような筋膜隙はこの部で非常に著名で、帽状腱膜をその部の骨膜から隔てています。この筋膜隙が頭皮の移動性を高めるし、また頭に打撃が加わると急激に大量の血液を入れる血腫を作り得ます。前頭部では筋膜の浅層が毛髪を有する頭皮に比べてはるかに薄く、皮膚はその下の前頭筋と密に付いています。眼瞼の皮下筋膜は脂肪を含まない疎性結合組織からなっていて、水腫の際には組織液が容易に浸透して腫れたり、すぐ出血斑を生じたり、また出血の際も簡単に腫れます。頬や口唇の皮下筋膜は相当な量の脂肪を含んでおり、特に男性の場合は女性に比べて強靭で線維も多いです。外耳や鼻の軟骨を覆う皮下筋膜は薄くなっていて、皮膚は下層の軟骨膜と強く結合しています。顔面の皮下筋膜は下顎骨を覆ってじかに頚の皮下筋膜に続き、頭皮の皮下筋膜は後方で項部の同じような線維性の皮下筋膜と合してしまいます。頭皮は体の他の部の皮膚より厚いです。毛包は互いに密に接していて多くの脂腺をもち、皮下筋膜中に深く伸びています。皮下脂肪は顆粒状の小葉に分かれ、皮下筋膜の深層に皮膚を結び付けている多くの線維束によってマットレスのような固い層をなしています。

| 筋膜とは | 15時07分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://ifri.blog34.fc2.com/tb.php/23-c8b5548e

PREV | PAGE-SELECT | NEXT