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筋膜勉強会(5月24日)

国際筋膜研究会の日曜日の勉強会は、筋膜を中心としています。
前回からその回のテーマに加え、筋膜について再確認しています。

今回からその内容もご紹介します。

5月24日の筋膜研究会では、「筋膜とはどの部分を指すのか」ということを学びました。

筋膜研究会においては、筋膜を大きく浅筋膜・深筋膜に分けます。

・浅筋膜:皮下組織(脂肪)
・深筋膜:筋肉の周囲を覆う組織
 と捉えています。

身体は層状構造をなしています。
層が積層し、その中を脈管神経が縦断しています。

脈管―血管―動脈
    |    L 静脈
    L リンパ管

上記の脈管と神経が通るところを脈管神経隙といいます。
その脈管神経隙は筋膜にあるため、血管・リンパ管・神経の通り道として筋膜は非常に重要であるといえます。

層状構造の図(筋膜の場所)

fascia1.gif


簡単に表すと上記のようになります。
脈管神経が通る隙間(脈管神経隙)は筋膜管に囲まれ、その隙間を維持しています。
皮下組織では血管は血管網を形成し、皮下組織には非常に血管・リンパ管・神経が豊富にあります。

この脈管神経隙が、脈管神経の通過を許しているため、この隙が狭くなると脈管神経も圧迫されることになり、正常に機能できなくなります。
ですから、筋膜の脈管神経隙をいかに確保するのかが重要です。


通常は筋膜を、浅筋膜、深筋膜とは呼ばず、「下肢の筋膜」や「大腿の筋膜」と場所に応じて呼びます。
「下肢(頭部・頚部・上肢・胸部・・)の筋膜」といった、人体を大きく区分したもの=浅筋膜
「大腿(上腕・足底・・)筋膜」という、筋肉で分けられるもの=深筋膜
と考えられます。

この浅筋膜の頭部/頚部/胸部・・・の区分がどこにあるか、というと
それは「シワ」によって確認できます。
人間は屈側が強いため、屈曲シワができます(分かりやすいのは手首のシワ、鼡径部のシワなど)。その屈曲シワが浅筋膜の区分となります。

屈側が強く屈曲シワができるということは、伸側は張っていて強度が強いということになります。
脈管神経は隙間のある部分を通るので、脈管神経隙ができやすい屈側側を多く通ることになります。

次回(6月28日)は浅筋膜についてより詳細にとらえていきます。

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