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5月のテーマ「膠原病」

5月は「膠原病」について学びました。

「膠原病」とは、全身の「結合組織」に変性が起きる疾患群です。
膠原病(collagen disease)とは、元々「膠原線維(collagen)」に変性が起きる疾患として名付けられたのですが、現在では膠原線維のみでなく、「結合組織」全般に変性が起きるため、
「結合組織病(connective tissue disease)」ともいわれています。

結合組織に変性が起きる、ということは、結合組織のあるところならどこでも病変が生じるということです。そのため、全身性炎症、多臓器疾患がみられます。
原因不明であり、完治は難しいため、慢性疾患となります。

膠原病には以下の3つの面があります。

  • 結合組織疾患

  • リウマチ性疾患

  • 自己免疫疾患

膠原病に含まれる病気の主なものは、
慢性関節リウマチ/全身性エリトマトーデス/強皮症/結節性多発動脈炎
多発性筋炎・皮膚筋炎/シェーグレン症候群/混合性結合組織病
などです。

このうち我々手技療法施術者がよく接するのが関節リウマチ(RA)であると思います。
膠原病のほとんどで関節の炎症が見られます。
関節の炎症の原因を見当付けるのは、施術者にとって重要です。

関節痛の見分け方(目安)

  1. どこの関節が炎症をおこしているのか

    左右対称で多部位 → 関節リウマチ、全身性エリトマトーデス
    左右対称で部分的 → 痛風、菌血症による関節炎
    片側(右か左どちらか) → 変形性関節症
    炎症が移動 → リウマチ熱、淋病・ライム病などの感染症


  2. 急性か、慢性か

    慢性的 → 変形性関節症、関節リウマチなど膠原病
    急性 → 痛風、菌血症による関節炎


  3. 関節以外の症状の有無

    有 → 膠原病


  4. 関節に炎症(腫脹、発赤)があるか

    なし → 変形性関節症


  5. どのような炎症か

    朝のこわばりが1時間以上、6週間続く場合 → 関節リウマチ


膠原病はまだ病態の解明は完全でなく、難しい疾患です。
多発性に関節痛、筋肉痛が見られ、抗生剤に反応しない発熱があり、
レイノー現象(指先が青白くなる)がみられる、女性の方は膠原病の可能性があるので注意しましょう。

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